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遠野の陶器狛犬と岩手型お座り狛犬 [狛犬・寺社(岩手県)]

遠野市上郷町来内権現、伊豆神社。
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ここもまた、遠野遺産に指定されている古社です。
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遠野物語にも登場する神社で、遠野三山(石上山、早池峰山、六角牛山)の
母神とも呼ばれています。

ご祭神は瀬織津比姫命です。

参道入口すぐに一対。
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陶器製の狛犬。
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前々エントリーの日出神社にも陶器製がいましたが、
表情をはじめデザインはかなり異なっています。
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日出神社とここ以外にも幾つか陶器狛犬を見ましたが、
どれも地元で制作されたものなんでしょうね。
陶器製というと備前岡山が有名で、各地にその作品が出回っていますが、
やはり備前とはデザインが異なっています。
というより、備前のそれはどこのものも兄弟か親戚といえるほど
よく似通ったデザインで作られているのですが、
遠野の陶器狛犬はそれぞれにデザインアレンジがあって統一感がなく、
オリジナル性が強いと感じられます。
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阿形の口の中、鳥の巣!?

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鳥居をくぐると参道が続きます。
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石段。
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根っこの階段。
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また石段。

そして登りきったところに、小さな一対。
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三陸沿岸の神社でも見かけた、小ぶりで独特の表情をした子達。
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建立年は不明。
はじめちゃん的なんですが、岩手の狛犬はその常識が通用しません。
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古そうに見えてじつは年代が新しいとか、、、
と思ったら、やっぱりけっこう古かったりとか、、、
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侮れないのが岩手の狛犬たち、です。

(撮影日:2013年8月13日)


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遠野スタイルの火の見櫓 [火の見櫓(岩手県)]

今夏の北東北取材ツアーで巡ったコースは
岩手の陸前高田市から大船渡市、釜石市、そして遠野市。
盛岡で一泊して一箇所だけ神社訪問をしたあと、青森県に移動。
青森では弘前市を中心に津軽地方南部を取材して廻りました。

狛犬も、そして火の見櫓もそれぞれ個性的な子達に出会いましたが、
火の見櫓はやはり地域によって統一されたデザインというか、
その地方でよく見かけるスタイルというものが見られて興味深いです。

そんななか、遠野市では“その地方でよく見かける”なんて次元を超えて、
市内全域で瓜二つといってもいいほどそっくりな火の見櫓の集団に
遭遇することとなりまして。

まずこちら、
前エントリー記事の日出神社から程近い場所に立っていた火の見櫓。
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細越地区コミュニティ消防センターに隣接しており、
のどかな田園風景のなかに延びる一本の直線道路の向こうに見え、
背丈がそこそこあって、けっこう目立つ存在でした。

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特徴的な外観のセンターは、普段は地域住民の防災と福祉のための
コミュニティーセンターとして存在しているとのことで、3.11以降は
震災復旧のための前線基地として活躍してきたそうです。
(詳しくないですが、消防屯所と公民館を合わせたようなものなんでしょうかね。)

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火の見櫓のほうは、これが遠野スタイルとでもいうべきものなのか、
コンクリート柱×三本脚で、踊り場が無くて見張り台まで梯子が一直線。
スピーカーが四方に向かって賑やかに付属しています。

同タイプはこの細越地区の櫓がファーストコンタクトだったわけですが、
この子と初遭遇した時点では、まさかこのあと体験することなど
想像だにしておらず。。。

次に出会った火の見櫓。
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平野原地区コミュニティ消防センター。
まだこの時点では「へえ、さっきのと同じ。この界隈はこの手のが多いのかな?」
くらいにしか考えておらず。

そして、、、3基目。
2013.08.13.toono10.JPG
平倉地区コミュニティ消防センター。
同じく、コンクリート柱の3本脚。
消防センターの建物も、外観のデザインがそっくり。。。

4基目。
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来内地区コミュニティ消防センター。

5基目。
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板沢地区コミュニティ消防センター。

6基目。
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暮坪地区コミュニティ消防センター。

7基目&8基目。
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中沢地区&善応寺地区の両コミュニティ消防センター。

9基目。
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穀町地区コミュニティ消防センター。
ここは中心市街地の一角になりますが、
やはり立っていた櫓、そしてコミュニティセンターの建物ともに
遠野スタイルそのもの。

そして、10基目。
2013.08.13.toono21.JPG
2013.08.13.toono20.JPG
本宿地区の両コミュニティ消防センター。

以上、写真撮影したのはこれだけですが、
市内各所でほかにもたくさんの“兄弟”火の見櫓を目にしました。

最初のうちは珍しさも手伝って、わざわざ車を止めて撮影したわけですが、
そのうちだんだん珍しさも消えてしまい、しまいには目に飛び込んできても
わざわざ遠野までやって来ているのに、そのままスルーしてしまうという。。。
地域性豊かな火の見櫓でも、これだけしつこいと食傷してしまう好例(?)ですね(^^)

とはいえ、信州安曇野に暮らす火の見ヤグラーとしては、
珍しい子達に出会うことができてよかったです。

ちなみに半鐘は撮影して画像に納めたもののなかでは
初めに出会った細越のものに付属しているのみで、
その他の櫓にはすでに存在していませんでした。
その点がやはり少し寂しかったですね。

(撮影日:2013年8月13日)

(↓は細越地区の場所を代表でピックアップ)

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遠野らしい(?)、陶器製の河童狛犬 [狛犬・寺社(岩手県)]

岩手県遠野市上郷町細越佐野、日出神社。
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遠野市の郊外、国道283号線を釜石方面に向かう途中に参道入口があります。
仙人峠道路の脇を行く未舗装の林道を車で走行すると、
山中にいきなり境内が出現します。
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拝殿前に狛犬一対。
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昭和16年11月17日建立。
陶器製です。
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しかも、河童アタマ。
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遠野といえば遠野物語やカッパ淵に代表されるように
河童伝説で有名な土地柄。
やはり狛犬もカッパに似せて、ということなのでしょうか。

本殿と拝殿。
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本殿までは山の傾斜を利用した廊下でつながっている模様。

日出神社は遠野市が認定した遠野遺産に登録されています。
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地域の宝をこどもたちに伝えて行きたいという思いから
平成19年より始まった制度だそうです。
http://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/35,13258,162,html
(遠野遺産の認定)

(撮影日:2013年8月13日)


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モデルは宇宙人!? [狛犬・寺社(岩手県)]

釜石市釜石定内町、荒神社。
2013.08.13.koujinja1.JPG
釜石の港方面から遠野市方面へ走り、
釜石駅を通り過ぎて少し走ったあたりの山麓に鎮座。

小さな小さな境内ですが、昼間なのに薄暗くて
撮影は困難を極めました。。。というのは大げさで、
単純に露出の失敗。

あとで画像チェックするとけっこうピンボケが多くてかなりショック。
エントリーやめようかとも思ったのですが、
この宇宙人顔はどうしてもアップしたかったので。
2013.08.13.koujinja2.JPG2013.08.13.koujinja3.JPG
なかなかいないです、こういう顔つきの子は。
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それだけにこのピンボケっぷりがなんとも悔しい。。。
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またいつかリベンジで再訪する機会があるかな?
2013.08.13.koujinja6.JPG
釜石、、、遠いな(-_-)

(撮影日:2013年8月13日)


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昭和生まれのはじめちゃん [狛犬・寺社(岩手県)]

大船渡市三陸町越喜来鬼沢、市杵嶋神社。
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三陸鉄道南リアス線の甫嶺駅から少し南下したあたりにあり、
リアス線の高架沿いに一の鳥居が立っています。

大船渡市街エリアから直線距離はさほど離れていないのですが、
市街地から神社のある地区までは山間部の曲がりくねった道を
けっこう長い時間走行することになりまして。
なかなか距離感がつかめませんでした。

で、神社。
2013.08.13.ichikisima2.JPG
リアス線高架をくぐるとすぐに二の鳥居があって、
登山道のような参道を登ります。
2013.08.13.ichikisima3.JPG
っていうか、階段の段が木の根っこ出来ているという。。。

上りきって境内。
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拝殿前に一対の小ぶりな狛犬。
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スタイルは普通に括るとすれば、はじめちゃんの類型。
でも建立はなんと昭和16年。
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台座に年代が刻まれていたのですが、本体台座一体なので
台座のみ昭和に新調というわけではないです。
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表情は独特ですが、この地方ではこうした個性的なデザインが多いような気がします。
とくにここのように、一見するとはじめちゃんなんだけれども、
じつは年代をみるとそうでもないんだよ、というタイプも少なくないようです。
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侮れない、岩手の狛犬たちです。
2013.08.13.ichikisima13.JPG

(撮影日:2013年8月13日)


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津波警報塔か? [火の見櫓(岩手県)]

大船渡市赤崎町の津波警報塔?
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赤崎小学校のあった場所より程近い高台に立っています。
2013.08.13.akasaki1.JPG
高台といっても山麓からは独立した台地のような場所で、
櫓の周辺にはお堂その他建物が建っているのですが、
大船渡市の津波被災地図をあてるとこちらも浸水範囲内になっています。
標高がいくらかあるということで、波の深度が浅くなって
助かった部分もあるのかもしれません。

櫓自体は火の見で括るにはちょっと厳しいデザイン。
2013.08.13.akasaki3.JPG
半鐘は立派なものが付いているのですが、
梯子の途中にあるため、打鐘は梯子に張り付いたままの姿勢になります。
2013.08.13.akasaki4.JPG
見張り台に該当する部分は人が立って歩けるほども高さがなさそうで、
中心には防災サイレンの装置が固定されています。

やはり当初よりサイレンなどを中心にした津波警報塔であったとみるのが
自然かなという気がします。
錆がきついのは、やはり海に近いからでしょうかね。

(撮影日:2013年8月13日)


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幸せの黄色いほっかむり [狛犬・寺社(岩手県)]

大船渡市赤崎町、八坂神社。
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ここもまた、海岸から程近い高台に建つ神社。
こうした高台の神社は古くから津波などに対する避難所として
機能していたであろうことは想像に難くないところです。

麓の道路から始まる石段の上がり口に一の鳥居。
2013.08.13.yasaka2.JPG
石段を上がりきったところに立つ二の鳥居。

そしてその足元に狛犬が一対いました。
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建立年は不明のちっちゃな子達。
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黄色いほっかむりが印象的ですが、
もともとの表情もずいぶん個性的です。
横置きですが顔は90度振って真正面に向いています。
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ちょっと失礼してほっかむりを外させてもらいました。
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阿形は宝珠かと思います。
吽形は角というよりお侍さんの髷のようなデザインです。

変わったデザインの尻尾の脇に石工の名が彫られているようですが、
名前までは識別できませんでした。
2013.08.13.yasaka10.JPG
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鳥居をくぐったところにいる平成7年12月建立の岡崎現代型。
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はちまきが何気に似合ってます。

境内の様子。
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摂社が並ぶ最奥に本殿と拝殿が建っています。
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拝殿横にいらっしゃった恵比寿様。
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手には釣竿を握り締め、頭はやはり黄色いはちまき。

境内から望む大船渡の湾の風景はおだやかでした。
2013.08.13.yasaka17.JPG

(撮影日:2013年8月13日)


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黒部ダム建設現場からやって来た火の見櫓 [火の見櫓(安曇野市)]

(※以下の記事には追加情報があります。また本記事は追加情報を得た時点で
一部に誤りのあることが判明しましたが、ここでは元のまま残し、
追加情報を得たのちの記事において加筆訂正を行っています。
追記事のリンク先については最下段をご覧ください。)

*************************

今回は北東北シリーズを一回休みにして。。。

安曇野市穂高、穂高町の火の見櫓。
2011.03.13.hotaka3.JPG

とっくの昔に記事エントリーしたと思い込んでいたら、
じつはまだアップしていなかったという。
このブログのヘッドの画像にも使っているくらいで
けっこうお気に入りな櫓のひとつなはずなのに、
なんという不覚。。。

というわけで今回初めて取り上げますが、なんでこのタイミングかというと
今日の昼、この火の見櫓建設の経緯について
当時を知る方に取材する機会を得ることが出来まして。

お話を聞くことが出来たのは当時消防団員として活躍されていた方おふたり。
2013.09.02.hotaka8.JPG

この火の見櫓、形も“ずんっ”といったどっしりタイプなのもさることながら、
踊り場に小屋が付属しているという他では見かけない特徴を持っています。
2011.11.09.hotaka2.JPG
一段目の踊り場から小屋の踊り場までは梯子ではなく階段で上り下りできるように
なっている点なども、他ではあまり見かけない珍しい特徴です。
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背丈もかなり高層の部類に入るため、まちなかにありながらも
建物の合間から塔頂部が垣間見えたり、けっこう目立つ存在なのですが、
この火の見櫓、じつはあの黒部ダムの建設現場で使用されていた監視塔で、
工事完了後にお荷物状態で行き場を失っていた櫓だったところが
穂高町へ払い下げてもらい、火の見櫓として活用されることになったという
波乱万丈(??)の人生を送ってきた櫓と、以前から聞かされてきました。

これまでその話には裏づけがなくて、「そうらしいよ」という域を出なかったのですが、
今日当時の団員(副団長)だった方の証言から、それがようやく確かな話として
自信を持って世に広めることができるようになった次第(←おおげさ?)。

今年は黒部ダム完成から50周年ということから分かるように、
ダム竣工は昭和38年(1963)。
当時、大町市から扇沢方面へと向かう途中(のどこか)にあった建設資材置き場。
そこの監視塔としてこの櫓は活躍していたそうです。
ダム工事が終わり、資材も順次引き上げて行ったあと、
最後にこの櫓が取り残され、工事関係者もどうにか引き取り先はないものか、
と探していたのではないかと思うのですが、そんな折、老朽化した古い木造の火の見櫓を
建て直す機運が出ていた穂高町の消防団に話が持ち込まれ、それならばと
この監視塔の櫓を払い下げてもらい、町の火の見櫓とすることに決まったらしいです。
(※追記あり↓)

私はこの火の見櫓が黒部ダム現場(正確には資材置き場)から来たという話を知ったとき、
監視塔として使われていたのはじつは小屋のあるところまでで、
そこから上部は穂高に来てから増設されたものだとばかり思い込んでいました。
2011.03.13.hotaka4.JPG
ところが今日の取材によれば、この最上部の梯子で登る櫓部分も
監視塔の一部だったことがわかり、背の高い櫓を分割して移送し、
穂高で地面に横たえた状態で溶接結合し直し、脚元をずらしながら
ロープで引っ張って建て込みしたということらしいです。
穂高町あたりではまだクレーンを使うという時代ではなかったようです。

2013.09.02.hotaka6.jpg
竣工記念写真には、「警鐘楼建設記念 昭和42年2月12日」とあります。
穂高で火の見櫓として再生されてから、現在で46年余りということになりますね。

2013.09.02.hotaka7.jpg
ちなみに当時の画像には踊り場の小屋が存在していませんが、
これは解体移設の際にいったん撤去したためらしく、
このあとすぐに小屋は元通りに建て込みされたそうです。
つまり、半鐘を除いてほぼ現在わたしたちが目にしているままの姿が
黒部ダム現場(の、資材置き場)で立っていたということなのですね。
(階段の下部と昇降口の梯子の設置方向が、現在は一部変更されていますが。)
2011.09.18.hotaka1.JPG

デザインが他に類を見ないオリジナルなものなら
その生き様もまさに唯一無二の存在ともいえる、穂高町の火の見櫓。
町の安全遺産でありシンボルタワーでもあるこの櫓が
この先も末長くこの地にあり続けてほしいと心から願ってやみません。

安曇野市で火の見櫓解体撤去の嵐が吹き荒れる前に
文化財指定とすることも推進しなくてはいけないと真剣に考える今日この頃です。

最後に、
本日の取材に対し、快く応じて下さいました元消防団員のI様とF様。
そしてこの取材のセッティングに骨を折って頂いた、
安曇野市安曇野ブランド推進室のT氏に心から感謝いたしますm(__)m

(取材日:2013年9月2日)
((撮影日:2011年3月13日、9月18日、11月9日)


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(※追記)
平成26年3月9日、この火の見櫓の出自について新しい情報が得られました。
今回の記載内容に一部誤りもあり、その加筆訂正もありますので、
別エントリーで続報としてアップした記事もご覧ください。
http://koma-yagura.blog.so-net.ne.jp/2014-03-09

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高台に立つ津波警報塔 [火の見櫓(岩手県)]

大船渡市大船渡町笹崎、津波警報塔。
2013.08.13.oofunato1.JPG
火の見櫓の代用とか、役場庁舎や消防署の屋上にあるのとかではなく、
正真正銘、それとして設置された専用の警報塔です。

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2013.08.13.oofunato2.JPG
市街の一角、高台にある加茂神社の境内に立っていて、
狛犬とのコラボする姿を見ることが出来ます。
2013.08.13.oofunato5.JPG2013.08.13.oofunato6.JPG
岡崎現代型の狛犬もまた海の方向に視線を向けています。
3.11をこの場にいてじっと見つめ続けていたのでしょう。

この津波警報塔は昭和35年に発生したチリ地震大津波を受けて建立されたもので、
津波での犠牲者53名、被災家屋1480棟、損害額約80億円という被災状況を踏まえ、
一周年の昭和36年5月24日に建立されたものです。

足元にある碑文には、
「その惨禍を想起し 今後における不測の事態に備えるため
全国よりの義援金の一部をもって津波警報塔を建てる
誓ってかかる災いを繰り返すまじとの祈りをこめて」
とありました。
2013.08.13.oofunato7.JPG

高台から見下ろす町のいま。
2013.08.13.oofunato8.JPG2013.08.13.oofunato9.JPG
そしてすっかり野原のような状態の海岸近くの市街地へ下りて、
津波警報塔のあるほうを見返してみました。
2013.08.13.oofunato12.JPG
2013.08.13.oofunato10.JPG
2013.08.13.oofunato11.JPG

きっとあの日も、サイレンがけたたましく鳴り響いていたことでしょう。

(撮影日:2013年8月13日)


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