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鳥居をくぐり抜けると電車に轢かれます [狛犬・寺社(安曇野市)]

安曇野市明科、中川手の犀宮社。
2013.02.26.saimiya1.JPG
創建年は不詳。
東筑摩郡誌によれば、ご祭神は
「大山衹命、日本武尊、建御名方命」の三柱に「素戔嗚尊」を合祀とあります。
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国道19号を松本方面から明科の市街地に向かって走ると
塔の原の信号より南寄りで国道沿いに鎮座しています。
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が、本殿は一般的な東向きで建てられていて
境内の西側を走る国道からは背中を向けられている感じです。
東山が間近にせまる地形であれば、
西向きに社殿を建てる発想もあったかもしれないと思うのですが、
同社は穂高神社に所縁あると考えられていることから
穂高神社の拝殿的役割を果たしていたのではないかという
そんな考察が明科町誌に記載されています。
地形的にも穂高神社の真東に位置するのも
必然的なものだったのかもしれません。

鳥居の扁額が“三社大明神”となっていますが、
かつてはそのように呼称されていたらしく、
その辺からも三ノ宮である穂高神社との所縁を感じさせます。
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町誌によれば穂高神社が20年単位で式年遷宮となるに合わせ、
犀宮はその穂高神社の遷宮の翌年に御遷宮を行うとあります。
ってことは最新の葺き替えは平成22年ということになりますが、
ぜんぜん知りませんでした。

あと、泉小太郎と犀龍の伝説も絡んでいるようですが、
その話は余り詳しくないのでここでは割愛。

拝殿。
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本殿は一間社流造。
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江戸末期建立と推定。
鰹木だけでなく千木も3対ありますが、
これも三柱であることとなにか関係があるのでしょうか。
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境内摂社もいろんな様式の社で祀られていて、
旧村社としての風格を漂わせる境内になっています.
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それにしても、ですよ。

これはなんということでしょう。
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明治35年(1902)に国鉄篠ノ井線が同地に開通した折、
社地が分断されて境内の様子が一変したとあります。
百歩譲って鉄道路線がここを走らざるを得ないとなったとしても、
高架橋にして参道を下にくぐらせるとか、
そういうのはムリだったんですかね?
参道の上に鉄道が走る自体無理があるのかもしれませんが、
現状で良しというもんでもないと思うのですが。
2013.02.26.saimiya16.JPG
面白いのはこの篠ノ井線の直線で走ってきた線路が
犀宮社のところで少し東側へ曲折している点と、
大糸線の直線路が穂高神社の部分(=穂高駅)で
西側へ曲折していることと状況が似通っているということ。
神社の正面と裏側という違いはあるものの、
なんだかそんなところでも両社のつながりを感じてしまうのは
自分だけでしょうか(^^)
saimiya.png
いづれにしても、今となっては非常にユニーク
かつ大変危険な様子を楽しむ(?)ことができる神社です。

あ、同社に狛犬は居ませんでした。

(撮影日:2012年4月1日)


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