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分村後の新しい鎮守の神様 [狛犬・寺社(安曇野市)]

安曇野市豊科、上鳥羽の諏訪神社。
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旧国道147号(現県道316号)沿いから長い参道が続き、
静かな境内が奥まった場所に広がっています。
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かつての糸魚川街道(千国街道)が通っていたことを伝える碑。
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江戸時代初期、まだ鳥羽村がひとつだった頃、
現在の下鳥羽大同神社が全体の鎮守神として祀られていましたが、
享保年間(1716~1735)のうちに上下に鳥羽村が分村することになり、
ここに上鳥羽地区の産土神として諏訪神社が誕生したということのようです。

細長い参道の奥に佇む、拝殿と社務所。
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神殿は覆屋に囲われています。
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境内裏手に流れる清流がいい感じです。
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そして狛犬は拝殿前に一対。
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昭和18年9月25日建立。

なかなかユニークな表情ですね。
体全体が荒っぽいザラザラ的な印象ですが、
大同神社の狛犬も鑿跡をわざと残して彫ってある感じでしたが、
ここもわざとこんな彫り方にしているのでしょうかね。
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さらに驚きなのは裏書きされた石工。
「サヌキ木田郡牟礼村 石工 島本伊太郎」とあります。
讃岐=香川県の石工さんなんですね。

いったいどういった経緯で四国の石工がわざわざ信州の神社のため
狛犬を彫り上げることになったのでしょうね。
まったく無縁というわけではなかったでしょうけれど。

でもそういう目で見ると、たしかにこの狛犬は安曇野や松本界隈では
あまり見かけないタイプですよね。
吽形のほうは角があるし、阿吽ともに歯が人型に彫られているなど
幾つかの浪速型狛犬の特徴を捉えています。

戦時中に作成されたものながら、護国神社系に傾倒しなかった点においても
貴重な狛犬といえるでしょうね。

(撮影日:2012年6月20日)


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