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独創的な狛犬2対(赤羽要人シリーズパート1) [狛犬・寺社(塩尻市)]

塩尻市塩尻町、阿礼神社。
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旧中山道沿い、塩尻宿の一角に大きな鎮守の杜を抱えて鎮座しています。
塩尻宿は三州街道との分岐点でもあり、最盛期は旅籠が70軒以上もあり、
松本藩の玄関口、また江戸中期以降は天領としておおいに栄えたといいます。
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主祭神は素盞鳴命。
相殿神は大己貴命(大国主命)、誉田別命(応神天皇)。
素盞鳴命は建御名方の父ちゃん=大国主神の義父にあたるので、
諏訪大社の建御名方神とは血の繋がり(?)はないですが、
古代より諏訪と所縁があると考えても差し支えないでしょう。

創建年は不詳。
神社上流にある現代の五百砥山そのものをご神体としたのが起源のようで、
仁寿2年(852)に明神平に主祭神、相殿神を合祀。
建久2年(1191)、塩尻が東條と西條に分割され、地頭の塩尻氏が現在地に八幡宮を勧請。
これが現在の阿礼神社へと変遷して行きます。
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現在の社殿は寛保3年(1743)に再建されたもの。

ちなみに阿礼は阿禮と書くのが正式なのでしょうか。
「アレ」と読み、村落を意味する古代語らしいです。

狛犬。まず1対目。
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拝殿前で、2対のうち前方に鎮座しているほう。
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制作者:赤羽要人。

なかなかに珍しい表情です。
他では見られないオリジナルな顔立ち。顎ひげの様子などユニークですね。
建立年代不明ですが、他の神社にある赤羽氏の作品の制作年代からして
大正年間から昭和初期頃の作品ではないかと推測。
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江戸時代以前ならともかく、狛犬がどういったものかの詳しい情報が
すでにここ塩尻にも届いているであろうなか、こんなデザインで作ってしまう石工の
アイデアというか独創性は素晴らしいです。

もう1対。
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こちらは制作年代も制作者も不明。
珍しい、オリジナルな容姿ということでは負けていません。
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台座に復献とあります。
本体の様子などから、倒壊していたのかもしれません。
一部破損している部位はほとんどそのままで、
阿形はすでに顔が風化して表情が分からなくなっています。
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獅子というより犬に近いデザインの印象ですが、
年代が不明ながらも“はじめちゃん”の部類に入れてもよい、独創的な狛犬です。

(撮影日:2012年6月3日)


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