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頭の上にあるものは・・・ [狛犬・寺社(中野市)]

長野県中野市、諏訪町の王日神社。
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中野市街地の一角、中心エリアからやや東に入ったあたり、
境内西側に隣接して同地方で中世において支配した高梨氏の館跡があります。

境内へと続く参道入口には朱塗りの両部鳥居。
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境内に入ったところで振り返ると、参道はこんな感じ。
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ご祭神は
建御名方神(たけみなかたのかみ)
天水分神(あめのみくまりのかみ)
軻遇突智神 (かぐつちのかみ)

もともと別の場所に鎮座し日野社と称していたそうですが、
観応2年(1351)に現在地に遷座したとされています。
その他、詳しい由緒については拝殿前の由緒書きにて↓。
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拝殿の裏手に回ると本殿はこんな感じ、、、と思ってみたのですが、
ホントに本殿でいいんですよね?
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拝殿に隣接して、西宮神社。
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少し離れて秋葉社。
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そして松尾社。
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その松尾社の隣にやたらとでっかい恵比寿様と大黒様。
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社務所と神楽殿。
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こちらは宝蔵?。
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ご神木は樹齢600年推定。
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中野祇園祭の天王神輿が有名なのだそうです。
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さて、肝心の狛犬は境内入口に一対、
自然石積みの台座の上にやや大型な子達が座っています。
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建立年不明ですが、石工は名前が刻まれていました。
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「越後高田長門區 石工美術師 長瀬義一」

世話人の名前も台座の一角に記されているのですが、
字が不明瞭になっているので、画像のみ。
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建立年のことですが、旧高田長門町が周辺町人町とともに
新たに誕生する高田町に編入されたのが明治22年。
台座の文字が長門町ではなく長門區となっていることから推測するに、
この狛犬の生まれ年は明治22年以降ではないかと考えられると思います。
真実やいかに?

さて、デザインのほうですが。
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なかなか胸板も厚くてがっしりした体格の子達です。
ボディ全体の瘤の具合もしっかりしています。

いちおう正調阿吽の配置デザインですが、
前歯を閉じ合わせているか否かの違いだけなので、ちょっと分かりづらいです。
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走り毛は分かりますが、これは胸毛と言っちゃっていいのでしょうかね?
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尾も巻き毛からの流れが印象的。
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気になるのは頭の上。
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まあ普通に考えて宝珠なのでしょうが、
吽形がわりとキレイに整った形をしている一方で
阿形のほうはなんだかゴツゴツした印象で、
違うものだと言われても納得してしまいそうなほど。
あるいは阿形のそれはもしや角のつもりか?
いやいや、角にしては丸くてひしゃげすぎているし。。。

いろいろ関心をそそられる狛犬ですが、
岡崎現代型の多い北信のなかではこうしたオリジナルな子は
貴重な存在でいいですね。
上越方面の狛犬調査はまだしことがないのでよく分かりませんが、
あちらではこの子のようなデザインの子がたくさんいるのでしょうか。
越後は新潟市内を中心に魚沼や十日町近辺を幾つか巡っただけなので、
いちどじっくり上越にも取材に行ってみたいです。
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(取材日:2015年5月4日)



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コメント 2

彫刻石工せいしろーう

とっても良い狛犬ですね!

オリジナルで有るという事がとても素晴らしい。
ちょっと関西系の雰囲気はあるけど作者の想いが充分に表れていると思います。

初めて見る姿は新種の狛犬を見ているようでとても嬉しいなぁ。

長野はまだ見た事が無い狛犬がいそうですね。
by 彫刻石工せいしろーう (2015-08-17 21:55) 

のぶさん

>せいしろーうさん
毎度コメントありがとうございます。
そうですね、オリジナルとかこれまで出会った事のないタイプの子達だったりすると
出逢った瞬間に気持ちが高ぶりますね。

ネットでも相当数の狛犬が画像付で紹介されていますが、
探せばまだまだ未公開の狛犬たちが各地に潜んでいそうです。
by のぶさん (2015-08-18 06:43) 

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