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名水の湧き出る古社 [狛犬・寺社(京都府)]

京都市中京区、寺町通の下御霊神社。
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疫病が蔓延して不安な時期を迎えていた平安期、
それらは御霊の祟りであるとして、貞観5年(863)に御霊会が催され、
それが同社の創祀であるとされています。
同時に創祀されたのが、御所の北方に位置する御霊神社(上御霊神社)です。

ご祭神は冤罪(?)により非業の死を遂げた六座の神霊に
和魂と荒魂を加えた八柱。

吉備聖霊(きびのしょうりょう) :和魂
崇道天皇(すどうてんのう) :皇太子早良親王
伊豫親王(いよしんのう) :桓武天皇皇子
藤原大夫人(ふじわらのだいふじん) :桓武天皇夫人 伊豫親王の母 藤原吉子
藤大夫(とうだいぶ) :藤原廣嗣
橘大夫(きつだいぶ) :橘逸勢
文大夫(ぶんだいぶ) :文屋宮田麻呂
火雷天神(からいのてんじん) :荒魂

朱塗りの鳥居の背後に立派な門が建っていますが、
これはかつて建礼門だったものを移築したのだそうです。
2013.04.06.shimomitama20.JPG
そしてその鳥居のすぐ背後に狛犬が一対いるのですが、
柱の陰になって真正面からだとよく見えません。
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嘉永7年(1854)建立。

このテの狛犬たちは「浪速」という分類が一般的で、
たまに「京うちわ」といった呼び方を見かけることがありますが、
同類として大阪だけでなく京都その他関西エリアに広く見られることから、
狛犬研究家のたくきよしみつ氏は「畿内」型という呼称を提案しています。
まあ、分類なんてどうだっていいという意見もありますが、
とにかく、京都の狛犬たちの典型的なデザインは、
「京うちわ」のネーミングの由来でもあるこの団扇型の尾が特徴ですね。
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神楽殿。
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社殿は天明8年(1788)に火災で焼失した旧社殿のあとに
寛政3年(1791)に仮皇居の内侍所仮殿を移築再建したもの。
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京都市の文化財指定を受けているそうです。

拝殿前にも狛犬が一対。
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さらに神殿狛犬。
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ピカピカですが、薄暗いところなのでどうしてもピンボケで。。。

境内社。
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稲荷社には狐さんがいましたが、なぜか金網に囲われてしまってます。
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その稲荷社の傍らにある手水舎。
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こちらは名水として地元では評判らしく、
自分が取材中にも多くの人が水を汲みに訪れていました。

平安時代からの歴史と皇室と深いつながりを持つ同社ですが、
境内の内外の様子は少し疲れた表情も垣間見せていました。
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HPも作成されているいまどきの神社ですが、
ちょっと惜しい感じです。

(撮影日:2013年4月6日)


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