So-net無料ブログ作成
検索選択

陸奥国一ノ宮と小林和平の名作狛犬 [狛犬・寺社(福島県)]

福島県石川郡石川町、石都々古和気神社。
2012.08.14.ishitsutsukowake22.JPG
地元では八幡山と称して親しまれている、歴史ある地域の守護神。
陸奥国一ノ宮は数社が“われこそは”と称している様子で、
このツアー初日に訪れた八槻都々古和気神社などもそう。

この神社は小高い山全体が境内となっているのと同時に
中世の城、石川城(別名:三芦城)が存った山とのこと。
本丸のあった現在の本殿の場所には車でも上がれるようですが、
山城の遺構がそこかしこに残り、山城ファンにも好い場所かも。
あと詳しくは境内入口にある由緒書きと地図参照。
2012.08.14.ishitsutsukowake1.JPG2012.08.14.ishitsutsukowake2.JPG
さて、狛犬さん。
2012.08.14.ishitsutsukowake3.JPG
2012.08.14.ishitsutsukowake18.JPG2012.08.14.ishitsutsukowake17.JPG
昭和5年(1930)建立、小林和平の名作です。
厳しい狛犬の印象はなく、どちらかというと穏やかな表情。
なにより子獅子の様子が愛らしくていいです。
2012.08.14.ishitsutsukowake5.JPG2012.08.14.ishitsutsukowake4.JPG
母獅子の顔のそばに寄り添う、落ち着いた様子の子獅子と、
おなかのそばでじゃれあう2頭の子獅子。
2012.08.14.ishitsutsukowake7.JPG2012.08.14.ishitsutsukowake6.JPG
この吽形が母ちゃんだと分かるのは、おなかに乳首があるから。
小林和平に詳しい狛犬研究家の鐸木能光氏によれば、
この3頭の子獅子は和平自身の子供たちの姿が投影されているという。
和平は長男と次男を(それぞれ2歳と生後すぐに)亡くしており、
その後生まれた長女もまた、女学生時代の16歳で亡くしています。

この石都々古和気神社の狛犬は、
その長女を亡くした3年後に制作されました。
母獅子と子獅子の姿からは、たしかに子を亡くした父親としての
和平の思いが伝わってくるようです。
2012.08.14.ishitsutsukowake21.JPG
それにしてもここの神社は参道入口の雰囲気がいまひとつで。
昔はそうでもなかったのでしょうが、
ただでさえ狭い入口付近が圧迫感満点です。
せっかくの名作もこれでは・・・。
2012.08.14.ishitsutsukowake19.JPG2012.08.14.ishitsutsukowake20.JPG
2012.08.14.ishitsutsukowake8.JPG
神社の本殿への参道は、山城の遺構そのものといった感じ。
2012.08.14.ishitsutsukowake9.JPG
花崗岩の岩山ということもあって、神域としての空気もいいですね。
2012.08.14.ishitsutsukowake10.JPG
2012.08.14.ishitsutsukowake11.JPG
拝殿と社殿。
2012.08.14.ishitsutsukowake12.JPG2012.08.14.ishitsutsukowake13.JPG
立派です。

前エントリー記事の火の見櫓のところでも紹介した、御仮屋の狛犬。
2012.08.14.ishitsutsukowake14.JPG
2012.08.14.ishitsutsukowake16.JPG2012.08.14.ishitsutsukowake15.JPG
こちらも小林和平作ですが、大竹俊吉との合作とされています。
昭和14年(1939)1月建立。

前々エントリーの王子八幡神社の狛犬同様
地元の同窓会「戌亥会」による初老記念奉納とのこと。

にしても、やっぱり和平さんの作品は飛翔獅子がいいですね。

(撮影:2012年8月14日)


より大きな地図で 狛犬を巡る火の見ヤグラーな日々 を表示
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。