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諏訪地方の火の見櫓はインパクトが強いのが多い [火の見櫓(諏訪郡)]

このエントリーは
まちづくり・・・安曇野暮らし」に過去アップされた記事の転載です。

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スタンダードなタワー型の火の見櫓は、
脚柱を見ると3本脚が4本脚の二通りに大別できます。
安曇野エリアは比較的3本脚のパターンをよく見かけるのですが、
諏訪エリアはそのほとんどが4本脚のバージョン。
下諏訪あたりから岡谷方面にかけては3本脚もちらほら見えてくるのだけれど、
なんとなく3本脚と4本脚の文化の境界線を感じるようで興味深いです。

で、今日のネタは脚の本数の話ではなくて、
諏訪地方の南部へ出かけた時に見かけた、インパクトの強い火の見櫓たちの話。
2012.02.26.1.JPG
「東京タワーみたいで、すらっとしてカッコいいね」とか、
「見るのに電線がいっぱいで邪魔だね」とか、
そんなことがどうでもよくなるほど強烈な脚部末端の納まり。
2012.02.26.2.JPG
とにかく、刺さってるんです。
ええそうです。櫓の脚が、小屋の屋根に。

話には聞いていたのですが、実際に直接目にしたのはこれが初めて。
さすがにインパクト強かったですね。

ところが、です。
これは他には類例がないよね、なんて呟きながら車を走らせると・・・
そう、他にもあるのですよ、その類例がなんと。
2012.02.26.10.JPG
1枚目のはたしか屋根だけの貫通で済んでいたかと思うのですが、
こちらは屋根はおろか壁までもブスリと刺し抜けておりまして。
2012.02.26.4.JPG
しかもこの写真では分かりづらいですが、4本の脚のうち
後方の1本は屋根に突き刺したあと、足もとが外部に飛び出していない。
つまり小屋のなかにすっぽり納まっているという。
いやはや、なんというか・・・。

この2基、相方(?)の小屋の様子を見てみると
貫通部に若干継ぎ接ぎが確認できるとはいえ、
基本的には貫通孔をこじ開けたような気配。
つまり小屋が先で櫓が後と考えるのが自然だとは思うのだけれど・・・。
2012.02.26.5.JPG
3枚目のこれは・・・貫通、してません。
なんとかギリギリで櫓の足もとの内部に詰め所の建物が納まっています。
2012.02.26.6.JPG
2階部分は櫓の階段を利用して出入りするようになっている様子だけれど、
これは突き刺さった部分がないだけに、かえって築造年の順序に悩んでしまう。
火の見櫓のほうは昭和30年の築造とのことですが・・・。
やはり建物が先に在って、それを跨ぐ格好で火の見櫓が建てられたのか。
あるいは櫓の足元の寸法に合わせて建物を設計したのか・・・。
私は前者だと考えていますが、うーん・・・。

以上3箇所とも原村の限られたスペースで見かけたものです。
たぶん集落単位で設けられているのだろうと思いますが、
それにしても立派な櫓同士があまりに近所で存在しているので
圧倒されるというより、最後はもう苦笑いしか・・・。

で、苦笑いの最終章は、帰りがけに茅野市内で見かけた、これ。
2012.02.26.7.JPG
・・・原村だけではありませんでしたよ、はい。
きちんと、正しく、突き刺さっております。
2012.02.26.8.JPG
こうなる背景は敷地の問題だろうと推測できますが、
調査日が現地住民も外を歩かないような真冬のことで
裏付けを取ることができませんでした。
でも、たぶんそういうことなんだろうなと、
最後の写真の櫓を見た後、少し走らせたところにあった消防団詰所の
道路向かいの広場に立てられていた火の見櫓の様子を見て
なんとなくですが確信を抱いた次第。
2012.02.26.9.JPG
空き地があれば、普通はこうですよね。


今回の火の見櫓調査は別に目的の櫓があってそれを見学した流れで
なんとなく櫓の匂いがする方向へ車を走らせた結果見つけたものですが、
以前にU1さんの透明タペストリーにあった記事でこれらは紹介されていて
U1さんの火の見櫓講座でも諏訪地方の櫓として発表されていたような記憶もあったので
うまくすれば出会えるかなと期待はしていたのですが、
まさか一本の道路を数百メートル程度の走っただけですべて見つけられるとは、
諏訪地方おそるべし、です。
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